大学生と地域企業のコラボを目指して！ 第２回知財活用アイデアプレゼン大会in静岡 開催

“大学生が地域にビジネス提案”をコンセプトにしたビジネスプランコンテストが開催され，静岡大学およびＣＯＣ＋参加校である県立大学からそれぞれ４チームが，また常葉大学，静岡産業大学から４チームの合計１２チーム，総勢５０名が，約５ヶ月かけて考案したプランを発表しました．

　同大会は，静岡県および公益財団法人静岡県産業振興財団が主催し，静清信用金庫，浜松信用金庫が企画・運営を担当したもので，去る１１月１８日に静岡で開催されました．
大手企業が多数保有する未活用特許を，中小企業が自社の製品やサービス開発に生かす取り組みが積極化していくなか，若い感性を活かした新たなプランを大学生が考え，地域の中小企業が実用化しビジネスに結びつけて地域産業に活力を与えようというものです．

具体的には，富士通㈱帰属の特許権のうち「照明光へのコード埋め込み技術」「視線検出技術」「広告関連技術」がテーマとして取り上げられ，１２のチームが新たな製品（サービス）についてのビジネスプランを作り，熱のこもったプレゼンを実施しました．

地域の中小企業にとっては新たなビジネスチャンスへの挑戦として，大学生にとっては課題を解決する力を養うと共に実社会における製品・商品，サービス開発への訓練という意味合いがあり，起業化にも通ずるものです．この大会は全国１０ヶ所での地区大会の後，１２月には全国大会が実施されます．

静岡大会での結果は次の通りでした．
・金賞：「チームおもてなし（静岡県立大学）」“マナー広告”
・銀賞：「ホッてぃーず（静岡県立大学）」“パシャッとスポット”
・銅賞：「たこ焼きボーイズ（静岡大学）」“ガソリンスタンドでの顧客属性に応じた広告表示”