去る10月18日(木),地域創造学環の2年生の授業の一環として,静岡ロータリークラブの会員企業へインターンシップに行き,そこで得た学びについて学生が各々発表する「インターンシップ成果発表会」が行われました.
発表会は宇賀田栄次准教授進行の下,平岡義和地域創造学環長より,当日来場した受入先企業の担当者へのお礼の挨拶が述べられ,その後学生各人が与えられた2分間と言う制限時間の中で,「①『コミュニケーション』や『チャレンジ』,『チームワーク』などの選択したテーマに関する検証と考察」,「②実習課題または実習内容」,「③実習先における知的資本(目に見えない企業の価値)」,「④授業を通した気づきと今後のアクション」という4つのテーマに沿って,自身の作成したポスターを提示しながら発表を行いました.
発表では,「今までは言いづらいことは言わずにいることが多かったが,相手が誰であっても、雰囲気をこわすことなく,しっかり伝えることを学ぶことができた.」,「コミュニケーションは仕事を円滑に行うために自然と出てくるものであり,そのために工夫と努力が大切であることに気づいた.」,「コミュニケーションが社員同士で取れる環境はチームワーク力につながる.」という成果の声が聞かれました.
学生の発表が終わった後の講評として,岩田孝仁教授より,「今日の発表を聞いて,特に行く前と行った後でのみなさんの目つきがぜんぜん違っていて,たった1週間足らずでこんなにも変わるものなのかとびっくりした.今後も実社会の中で学んでいくことがどのように役に立つのかという視点を持って考えていってほしい.」と述べられました.
また,浅野秀浩特任教授(静岡ロータリークラブ静大連携職場実習講座委員長)は「今回の実習の成果が今日の発表ですごく伝わってきた.良いポスターだったが,文字が多い.このようなポスターで相手に伝えるというのは,絵や図を用いて表現したほうが,より相手に伝わるのではないかと思う.
今後はAIロボットが人間の仕事をやっていく時代になっていくと思うが,言葉でニュアンスを説明するようなAIが代替するのに時間のかかる『定性的』な業務は今後,人が活躍する分野と言うことで,すごく注目を浴びている.今後のフィールドワークでも,伝えたいことを絵や図で表現することを意識してやっていただけると,より視覚の面で相手に伝えることができる.このインターンシップで得た学びというところで生かしてもらいたい.」と今回の発表の評価と今後の目標について講評を述べられました.
なお,発表に引き続いて行われたポスターセッションでは,実習企業担当者,学生,地域創造学環教員が優れたポスターを3点選んで投票し,上位3位までに選ばれた学生は11/5(月)に開催される静岡ロータリークラブ例会にて表彰される予定です.