静岡県,(公財)静岡県産業振興財団が主催し,静清信用金庫,浜松信用金庫が運営する「知財活用アイデアプレゼン大会in静岡」が11月16日(金)に,静岡市清水区の静清信用金庫研修センターで開催されました.
これは,大企業や県公設試験場が保有し,未利用のままでいる特許を活用して新たな商品やビジネスプランを大学生視点で提案し,地域中小企業と連携して事業化に結び付け,ひいては地域産業の活性化につなげていこうというもので,今回はCOC+事業で連携する県内4大学(静岡大学,静岡県立大学,静岡文化芸術大学,常葉大学),7チームが挑戦しました.
静岡大学からは教育学部の学生4人が「KKラボ」チームとして参加,迷子検知システムを活用した水族館等での迷子・学びサービスのプランを発表しました.
各チームは,知財の知識から勉強し,約半年かけて作成したプランを発表し,それぞれ,パワーポイントの説明資料やパフォーマンスにも工夫を凝らして限られた時間内でアピールしました.“いじめ”対策カード,ショッピングサポートグッズ,ペンシル型ストップウォッチ,ペットの見守りグッズ,インバウンド対応カードなど各種の事業化プランが発表され,プレゼン力や実現可能性が審査のポイントとなる中で,静岡文化芸術大学のチーム「研究室707」の「匂いを感知して色が変わる」(県工業技術研究所所有特許)を活用した「オムツの交換時期がわかる“オムツの相棒”」が最優秀賞を受賞しました.
優秀賞は,静岡大学「KKラボ」ほか,静岡県立大学「チームいとこん」(リアル・ショッピングサポートアプリ・Fukurabe)が受賞しました.
このうち,2チームが来たる12月15日(土),東京で開催される全国大会に挑戦します.