静大発 “ふじのくに”創生プラン
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メールマガジンVol.49を発行しました

3/26/2020

 
2020年3月26日 静大発"ふじのくに”創生プラン メールマガジンVol.49を発行しました.

◆◇◆ 目次 ◆◇◆
 1.「地域連携プロジェクト型セミナー」成果報告会を開催しました
 2. 5年間の事業を終えて ~これまでとこれから~
  静岡COC+連携協議会会長・静岡大学長 石井 潔
3.ご連絡
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1.「地域連携プロジェクト型セミナー」成果報告会を開催しました

去る2月19日(水),静岡伊勢丹本館メインエントランス前(静岡市葵区)にて,
2019年度静岡大学後期学際科目「地域連携プロジェクト型セミナー」の成果報告会を
開催し,受講学生28名がパネルディスカッション形式で半年間のチャレンジや学びの成果を
広く地域の方々に発信しました.

学生からは「学部や学年の異なるメンバーでプロジェクトを進めるのは,それぞれの視点や
興味が異なり意見がなかなかまとまらず苦労した.リーダーシップとメンバーの強みを活かした役割分担の重要性を強く感じた」,「これまで意識していなかった地域の問題が自分の身近な問題だと思えるようになり,今回のプロジェクトが地域の人々の手助けの一歩になれば」などといった声が聞かれ,授業を通じて地域課題への当事者意識が芽生えるとともに,
実社会での経験が自信に繋がった様子が伺えました.

●○詳細はこちら○●
http://www.cocplus.shizuoka.ac.jp/124521250512531124881253912475125111249012540/20196582814
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2. 5年間の事業を終えて ~これまでとこれから~
  静岡COC+連携協議会会長・静岡大学長 石井 潔

平成27年度文部科学省「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)に
採択された「静大発“ふじのくに”創生プラン」も5年目の最終年度を終えようとしているところです.

本事業の開始時より,本事業に参画いただいている事業協働機関の皆様を始め,
県内外の関係機関様,また地域の皆様におかれましては,本事業へのご理解,
また様々なお力添えをいただいたことに対し,深く感謝申し上げます.

COC+(Center of Community)は,日本全体の人口減のなかで大都市への人口集中が進み,
国の施策として地方創生に重点が置かれるという背景の下で,補助金事業としてスタートしました.
本学がCOC+事業に採択される一年前に,静岡県立大学が本補助金事業の前身でもある
COC事業の採択を受け,地(知)の拠点事業を最初に始められました.
県立大学の鬼頭学長が専門にしておられる歴史人口学から学ぶことは大変多いのですが,
鬼頭先生の持論は,ペストの流行による急激な人口減が社会変革に大きくつながった中世ヨーロッパの歴史の実例に見られるように,現代日本の人口減もそれほど嘆いてばかりいる必要はないというものです.
また,同じく鬼頭先生によれば,江戸時代には,出生率の低い江戸に地方から人口が集中し,蟻地獄のように人口を飲み込むといった大都市への人口集中を通じた人口減という現象が広くみられたということですので,その点では今起こっていることも長い歴史のスパンで見るとそれほど異常なことではないのかもしれません.
とは言え,われわれの人生には限りがあるため,短いスパンで物事に対処しなければいけないというのも,もう一方の真実であります.

このCOC+事業という枠組みは教育改革に重点を置いており,
まずは各大学で地域志向科目を設定することを目標とし,静岡大学でも全学共通科目において地域志向科目を必修化させることができましたが,大学という場を中心として地域に目を向ける人材をどう育てるか,これが最大のテーマとなっておりました.

また,本事業のなかではさらに枠組みを広げ,本学を基幹校に,県内の国公立の高等教育機関及び県外の大手私学及び国立理工系単科大学を参加校とし,県内の全自治体にもご協力をいただき,様々な産業界の方からもご支援をいただいてきました.

本事業に県内の私立大学は当初参画していませんでした(平成30年度より協力大学として参加)が,これはCOC+事業の数値目標において,参加大学は地域への就職率を10%上げることが目標とされており,地元の私立大学はいずれも地元就職率が90%近いところが多く,
最初から十分に地方の人材育成の機能を果たしていたということにもなろうかと思います.

しかし,やはり県内の私立大学が事業に加わっていないというのは,5年間を振り返ってみるとバランスの悪さを感じるところがありました.
先日,「ふじのくに地域・大学コンソーシアム」という県内の高等教育機関,行政,産業界などが一体となった公益社団法人において1年間の学生の様々な活動や研究者の地域研究の活動についての発表会があり,そこでは,私立大の学生たちの発表も多く,大変生き生きと活動しておりました.こういった姿こそが,地域との連携という点であるべき姿かと思われますので,今後は国公私立という形態を超えて県内の大学が連携し,地域人材の育成に当たっていかなければいけないと考えております.

なお,静岡県は東部の高等教育機関が非常に手薄な県ではありますが,本事業において
沼津工業高等専門学校には東部地域の拠点として,活動の中心になっていただいたことを深く感謝しております.

先述したとおり,COC+事業は教育改革という位置づけであり,一歩先んじてCOC事業を始められた静岡県立大学でも,コミュニティーフェローというタイトルを設け,学生が一定の授業を履修のうえ要件を備えるとこのタイトルが与えられるといった教育活動もしてこられています.

また,本学では,学部横断的な地域創造学環という教育プログラムを平成28年度からスタートさせ,地域のフィールドから課題をいただきながら自分たちの学修を進めていくという枠組みで取組を進めてきてちょうど4年が経ち,この3月で初めての卒業生を出しました.
完成年度を迎え,なかなかいい学生が育ってきたという実感を持っております.
地域から学ぶということは必ずしも地域に留めるということではなく,そこから幅広い視野を持って国境を越えて自分たちの活動を広めていくという人材が育ってきているということが実感でき,大変うれしく思っております.

文部科学省の補助金事業としては今年度でひと区切りとなりますが,
地域志向人材の育成というのはわれわれのような地方国立大学,
あるいは静岡県内の国公私立の高等教育機関共通の課題です.

COC+事業の推進機関である静岡COC+連携協議会は今後発展的解消のうえ,
本事業をベースに地域課題解決のための事業を発展させるため,新たな連携組織の構築を考えておりますので,事業協働機関の皆さまには引き続きご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます.

静岡COC+連携協議会会長・静岡大学長 石井 潔
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 3.ご連絡

メールマガジンは本号をもって最終回となりますが,
COC+事業の事後評価にかかるアンケート調査等を次年度に予定しており,
事業協働機関担当者様には引き続き本事業へのご支援をいただきたいと思っております.

担当者様の変更等がございます場合には,
kyouiku-renkei[at]adb.shizuoka.ac.jp(送付の際には[at]を@に変更してください)
までご連絡くださいますようお願い申し上げます.
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◆本メールマガジンの商業用の転載はお断りいたします.
発┃行┃者┃
━┛━┛━┛
国立大学法人静岡大学
地(知)の拠点企画推進室(学務部教育連携室)
〒422-8529 静岡県静岡市駿河区大谷836
TEL 054-238-4055
URL http://www.cocplus.shizuoka.ac.jp/
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